職場復帰後も母乳育児を続けたい!搾乳時間と場所は?仕事復帰のポイント
産休、育休の制度が充実してきて、育休を1年間、長い人では3年間取得する人もいます。
しかし、産後2ヶ月から働き始める人も少なくありません。
そんな頑張るママが気になる事柄のひとつ、「母乳育児は続けられるか。」
詳しい方法をご紹介します。
搾乳できる環境と保育園の理解・協力も必要
職場に託児所があり、授乳時間が取れる場合
仕事を再開したとしても、職場に託児所があり、授乳時間を確保できるようであれば、自宅と変わりなく母乳育児が続けられます。
授乳時間が確保できるかどうか、事前に職場に確認をしてみましょう。
保育園等、授乳時間が取れない場合
職場に託児所があっても授乳時間が取れない場合や、保育園に預ける場合は直接授乳することは難しいです。
しかし、事前に搾乳しておくことで、預け先で冷凍母乳などを授乳してくれ、母乳育児を続けることができます。
冷凍母乳を授乳してもらえるかどうか、預け先に事前に確認しておきましょう。
また、日中に搾乳を必要とする場合、搾乳ができる場所の確認も必要です。職場の更衣室や休憩所などを確認しておきましょう。
搾乳するためのポイントと準備〜仕事中〜
搾乳方法
- 手による搾乳
手を清潔にして、乳輪部の際に指を当てて自分の身体の方に圧迫します。
- 搾乳機
母乳量が少なめで、使用頻度が週1回くらいの場合はリーズナブルな「手動式」がおすすめです。
吸引圧の強さや搾乳するペースを調節できますし、搾乳時の音も静かです。
さらに電動式より軽いものが多く、持ち運びに便利です。
ただし、手に負担がかかり、腱鞘炎になる可能性もあるので、1週間に1回以上使用する場合は電動式が良いでしょう。
「電動式」は、手軽で効率的に搾乳できることがメリットです。
使用頻度が高い場合は電動式がおすすめです。
手動式よりも値段は高めですが、自動なので、搾乳中に別の用事もできますし、時短になります。
値段が気になるし、試してみないとわからないという場合は、レンタルで試してみることもできます。
搾乳時間
仕事の状況と授乳の時間的間隔は何時間でしょうか。
4時間未満では、搾乳は不要。
4〜6時間では、最低1回(最後に授乳した2〜3時間後)。
8時間以上では、3時間ごと。
この時間に搾乳する時間が取れるかの確認をしておきましょう。
搾乳の保存
市販されている母乳パックに入れると持ち運びが安全に行えます。
密閉できて清潔な容器であれば、代用品でもいいでしょう。
搾乳の保存期間
一般的には、冷蔵保存(4℃以下)で48時間以内、冷凍保存(-20℃以下)で、3ヶ月未満が理想です。
搾乳機のお手入れ
搾乳機は、使用後に毎回洗浄する必要があります。このため、お手入れしやすいものを選ぶようにしましょう。
- 部品が少ないもの
- 細かい部品がないもの
- 予備の部品を販売しているメーカーのもの
- 食洗機に対応しているもの
- 消毒しやすいもの(お使いの哺乳瓶と同じ方法で行えるもの)
準備、練習
復職の1〜2週間前くらいから、搾乳の練習をしてみましょう。
母乳のストックをし始めておくと安心です。
始めは慣れないと思いますが、産婦人科や助産院で搾乳の方法を教えてもらうこともできるので、相談してみましょう。
職場復帰後も母乳育児を続ける方法まとめ
職場復帰後も母乳育児を続けることは、赤ちゃんの感染予防、赤ちゃんやママのストレス軽減など、たくさんのメリットがあります。
日中離れていても、帰宅後の赤ちゃんとママだけの授乳時間がお互いに癒しになるのです。
育児と仕事の両立は大変なことも多いですが、母乳育児の継続で楽しく充実した時間になりますように!